市況概要

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレがピークアウトしたことを認めながら25bpsの利上げにとどめたことで、世界の株式市場は2023年を順調にスタートしています。 米国ではナスダック100と小型株指数ラッセル2000が3%以上の上昇でリードし、S&P500も1.6%上昇しました。セクター別では、好調な企業業績を背景にテクノロジー・半導体がさらに4%上昇する一方、原油安の再燃を受けエネルギーが6%近く下落しました。
日本では、日経平均は0.4%上昇しましたが、27,500円が引き続き抵抗線となりました。アジアでは、ハンセンが利益確定の売りに押され、4%以上下落し、6週間続いた連騰が止まりました。一方、欧州の株式はSTOXX600種指数ベースで1%上昇しました。
為替相場は、週明けに発表されたNFP(米雇用統計)の結果を受け、米ドルが主要通貨に対して急騰しました。注目すべきは、英ポンド、豪ドル、NZDが対米ドルで2%以上下落し、米ドル/円は1%上昇して131円台を奪回したことです。商品先物では、米ドルが上昇する中、原油と金がそれぞれ7%と3%下落しました。一方、暗号通貨は直近の高値付近で推移し、BTCは23,000ドル以上で取引されました。

今週もアルゴリズムランキングはお休みです。