市況概要
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的な講演とPCEインフレ率の控えめな報告を受け、世界の株式市場はほぼ全面高となりました。米国の主要株価指数は、ナスダック100が2%上昇したのを筆頭に、S&P500が1%、ダウ30が0.3%上昇し、緑色で推移しました。セクター別では、消費者関連とヘルスケアは2%前後上昇しましたが、一方、債券利回りの急落を受け、金融は-0.5%下落しました。
日本では、円高が続き、日経平均は2%近く下落し、28,000ドルの大台を割り込みました。アジアでは、中国政府がゼロCOVID政策を間もなく緩和するという新たな楽観的な見方から、ハンセンが6%超の上昇を見せました。一方、欧州の株式は、STOXX600指数ベースで0.6%上昇しました。
為替市場では、パウエルFRB議長が積極的な引き締め策から方向転換する可能性を認めたことで、米ドルが急落しました。GBP/USDは1.7%上昇し、最近の政治的不透明感から生じた損失をすべて取り戻しました。
商品先物では、米ドルの急落を背景に、原油と金がそれぞれ5%と3%上昇しました。一方、暗号通貨はBTCとETHがそれぞれ3%と8%上昇し、緩やかな回復ラリーを展開しました。
アルゴリズムパフォーマンスランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
新・3年株価成長率良好-情報通信-機械学習G+T | 3.34% |
【逆張り】ロング/ショート戦略 | 2.64% |
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム | 1.92% |
【空売り】ダウンサイド・トレンドフォロー1.1 | 0.73% |
卸売小売-機械学習E | 0.40% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 0.33% |
ジャスダック好調-機械学習B | 0.28% |
日本株ショート戦略アルゴリズム(βヘッジ用) | 0.21% |
日本の株式市場が乱高下した週であったにもかかわらず、いくつかのアルゴリズムが好調なパフォーマンスを示しました。新・3年株価成長率良好-情報通信-機械学習G+Tは、2338クオンタムソリューションズ(株)の大幅高により3%上昇しました。【逆張り】ロング/ショート戦略が7975(株)リヒトラブでブレイクアウトして2.6%上昇。35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズムは、6544ジャパンエレベーターサービスホールディングス(株)の買いシグナルが成功し、2%近く上昇しました。