市況概要
世界の株式市場は、消費者物価指数(CPI)が驚くほど低い数値で発表されたことを受けて急騰し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めサイクルが終わりに近づいているとの楽観的な見方に拍車をかけました。米国株は、ナスダック100が約9%上昇し、S&P500が6%、ダウ30が4%上昇するなど、上昇を牽引しました。セクター別では、半導体(15%増)とハイテクセクター(10%増)が、債券利回りの低下を背景に2桁の上昇となり、主役となりました。
日本では、日経平均は約4%上昇し、重要な28,000ドルのレベルを再び獲得しましたが、月曜日の朝には、急激な円高を受け、約-0.5%の下落で始まると予想されています。アジアでは、中国政府がCOVID-19の入国規制を緩和したことを受けて、ハンセンはさらに7%超の上昇となり、急反発を続けました。一方、欧州の株式はSTOXX600が3.6%上昇し、世界市場とともに上昇しました。
為替市場では、中間選挙が予想以上に厳しく、米連邦準備制度理事会(FRB)がハト派的な方向転換をする可能性もあり、政治的な不確実性の中で、米ドルは2020年以来最悪の下落に見舞われました。特に米ドル/円は5%以上急落し、2カ月ぶりに140ドルを割り込んで引けましたが、英ポンド、豪ドル、ユーロはいずれも対ドルで3~4%強含みで推移しました。
商品先物では、原油が4%近く下落しましたが、一方で金は5%以上急騰しました。一方、暗号通貨は、最大の暗号取引所の1つであるFTXが流動性の問題から破産を宣言し、またハッキングされたことで世界に衝撃を与えました。その結果、BTCとETHは共に20%もの大暴落をし、BTCは17,000ドル弱の年初来安値で取引されました。
アルゴリズムパフォーマンスランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
トレンドフォローXIII | 15.75% |
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買 | 9.04% |
IFRS-機械学習C改 | 5.44% |
機械学習逆張り II | 5.10% |
【東証1部大型株15銘柄】AIトレード:勾配ブースティング | 4.94% |
高成長組み合わせ-機械学習B | 4.92% |
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム | 4.82% |
【初期資金100万円:飲食店業界逆張り】 [出来高x上下ヒゲ]の大きさによる分析 | 3.91% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 3.76% |
日経平均ブル・ベアETF | 3.70% |
リスクオンの環境下で、いくつかのアルゴリズムが素晴らしいパフォーマンスを示しました。トレンドフォローXIIIは、6920 レーザーテック(株)の大幅なブレイクアウトにより、約16%上昇しました。【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買 は、3923(株)ラクスでの同様のブレイクアウトラリーの後、9%上昇しました。3563(株)フード&ライフカンパニーでの強い反発を受け、IFRS-機械学習C改が5%超の上昇です。