市況概要

先週、世界の株式市場は債券利回りの上昇を背景に低迷しましたが、金曜日には米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を打ち出すとの観測を背景に急反発しました。米国株式は、S&P500、ダウ30、ナスダック100がいずれも5%前後上昇し、大幅高で週を終えました。セクター別では、エネルギーが約8%上昇し、半導体とハイテクセクターもそれぞれ約8%と7%上昇しました。
日本では、日経平均株価は-0.7%下落し、27,000ドルの水準を割り込んで引けたましたが、金曜夜の先物終値からは1%以上のギャップアップが予想されています。アジアでは、中国の景気減速が長期化するとの懸念が強まり、ハンセンは2%下落し、2009年以来の安値となりました。一方、欧州の株式はSTOXX600種株価指数で1%上昇しました。
為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)メンバーが近い将来、利上げを減速させる可能性を示唆したことを受けて、米ドルが全面的に弱くなりました。豪ドルとNZDはリスクオン環境下で3%以上の上昇を見せ、米ドル/円は151円まで急騰した後、日銀の介入で147円まで下落したことは注目に値します。コモディティでは、原油は静かな週を過ごし、ほぼ横ばいで取引を終えましたが、金は0.7%上昇しました。一方、暗号通貨はBTCとETHがほぼ横ばいとなり、再び他のリスク資産から切り離されました。


アルゴリズムパフォーマンスランキング

アルゴリズムWeekly Return
卸売小売-機械学習E7.84%
【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資6.59%
高成長組み合わせ-機械学習B4.01%
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム3.04%
中成長α-機械学習E+T2.64%
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム2.27%
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム1.83%
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム1.74%
【空売り】ダウンサイド・トレンドフォロー1.01.69%
33サービス成長-MACD1.19%



今週も日本株市場が低迷する中、いくつかのアルゴリズムが素晴らしいパフォーマンスを示しました。卸売小売-機械学習Eは、3562(株)No.1の大幅高により7%上昇しました。【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資は、2353日本駐車場開発(株)のブレイクアウト上昇で6%上昇しました。高成長組み合わせ-機械学習Bは3604川本産業(株)の強い回復ラリーで4%上昇しました。