市況概要

予想以上にハト派的なFOMCを受け、米国株が2020年11月以来の月間パフォーマンスを記録し、世界の株式市場は高値圏で7月を終えました。S&P500とナスダック100は4%急騰し、ダウ30は週足で3%上昇しました。セクター別では、好調な企業業績を背景にエネルギーが10%上昇したほか、工業やテクノロジーも6%近く上昇しました。

日本では、円高が再び進む中、日経平均はリスクオンの上昇に参加せず、-0.4%の小幅安で取引を終え、28,000円以下にとどまりました。中国政府が今年の経済成長率目標を下回る可能性が高いと示唆したことを受けて、ハンセンも-2%の下落で売り圧力にさらされました。一方、欧州株は米国株と同様に上昇し、STOXX600は3%強の上昇となりました。

為替相場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がハト派的な政策をとる可能性に投資家が注目し、米ドルが全面的に弱くなりました。注目すべきは、債券利回りの低下を背景に米ドル/日本円が2%下落した一方で、商品通貨の豪ドルおよびカナダドルがともに1%近く上昇したことです。一方、暗号通貨はより幅広いリスク資産とともに上昇し、BTCとETHはそれぞれ23,000ドルと1,700ドルを上回りました。

アルゴリズムランキング

アルゴリズムWeekly Return
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版)3.88%
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム3.73%
高成長β-機械学習E+T3.51%
33サービス成長-MACD3.44%
REIT-機械学習F+T3.10%
【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資2.18%
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買-1.90%
鉄鋼金属機械-機械学習E+T1.85%
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム1.81%
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買1.81%

日本の株式市場全体が低迷した週であったにもかかわらず、いくつかのアルゴリズムは堅調なリターンを記録しました。20日ボリンジャーバンド(±1σ)を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版)と20日ボリンジャーバンド1σを用いたアルゴリズムが、2471(株)エスプールの回復が続いていることから4%近く上昇しました。高成長β機械学習E+Tは、成長株ポートフォリオが再び堅調に推移し、3.5%上昇しました。