市況概要
先週の世界の株式市場は全般的に上昇し、米国株は予想を上回る企業収益報告によって弱い経済指標が相殺され、1ヶ月ぶりの高値に回復しました。S&P500とダウ30は2%上昇し、ナスダック100と小型株のラッセル2000は3%以上上昇しました。セクター別では、半導体が5%以上、工業と素材セクターが好業績を背景に4%近く上昇しました。
日本では、日経平均は4%以上の上昇で最近のアウトパフォームを継続し、重要な28,000円の水準に迫っています。しかし、日本の代表的な株価指数は、円高が再び進行しているため、金曜夜の先物終値に基づき、週明けは1%程度低く始まると予想されています。アジアの他の地域では、ハンセンは1%上昇しましたが、中国の住宅ローン問題の深刻化から引き続き圧力を受けています。一方、欧州の株式はSTOXX600指数ベースで3%近く上昇しました。
為替市場では、最新の経済指標が米国経済の大幅な減速を示唆したことから、米ドルが全面的に弱くなりました。一方、ECBが50bpsの利上げを行ったことで、EUR/USDは1.2%上昇しました。商品先物では、原油は景気後退の懸念からさらに3%下落し、金は米ドル安を受けて1%上昇しました。一方、暗号通貨はBTCとETHがそれぞれ23,000ドルと1,500ドル付近で推移し、前週の上昇に続いて回復が進みました。
アルゴリズムランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
日経平均ブル・ベアETF | 7.34% |
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム | 6.33% |
[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレード | 5.85% |
日経225レバレッジETF(VIXヘッジ付) | 5.02% |
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム | 4.71% |
鉄鋼金属機械-機械学習E+T | 4.55% |
中成長α-機械学習E+T | 4.16% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 4.09% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 3.90% |
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク② | 3.73% |
日本市場全体が上昇を続ける中、いくつかのアルゴリズムが好調なパフォーマンスを示しました。日経平均ブル・ベアETFは、1570 (NEXT FUNDS)の上昇に乗じて7%以上上昇しました。[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズムが2471(株)エスプールや4970東洋合成工業(株)の強い反発で6%上昇。[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレードも1545 (NEXT FUNDS)NASDAQ-100(R)連動型上場投信(Hなし)の強さが復活し、6%近く上昇しました。