市況概要
先週の世界の株式市場は、米国の消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回ったことを受け、FRBによる引き締め強化への懸念が再燃し、ほぼ全面安の展開となりました。米国の主要株価指数は最大で5%下落しましたが、その後強い回復ラリーが続き、S&P500とナスダック100はわずか1%の下落で週を終えました。セクター別では、米国の大手銀行の決算報告が予想を下回ったことから、金融セクターが1%下落し、原油安が続いたことからエネルギーセクターが3%下落しました。
日本では、円相場が数十年ぶりの安値になったことで、日経平均は1%上昇し、アウトパフォームしました。 その他のアジア市場では、中国の地方都市で発生した銀行危機への懸念が強まり、ハンセンは6%以上下落しました。一方、欧州の株式は、STOXX600が約0.8%下落し、米国とほぼ同レベルで下落しました。
為替市場では、EUR/USD が 2002 年以来初めて 1.00 に到達し、USD/JPY は一時 139 ドルを超えるなど、容赦ない米ドル高が続いています。商品先物では、原油が7%近く急落し、重要な100ドル/バレルのレベルを維持することができず、金はさらに2%急落して2021年3月以来の安値となりました。一方、暗号通過はBTCとETHがそれぞれ21,000ドルと1,300ドルを超えて急騰し、他のリスク資産に対して相対的な強さを示しました。
アルゴリズムランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資 | 5.39% |
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム | 1.66% |
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買- | 1.39% |
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム | 1.37% |
27小売成長-MACD | 1.29% |
IFRS-機械学習C改 | 1.17% |
日経平均ブル・ベアETF | 1.14% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 1.02% |
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム | 0.92% |
ジャスダック好調-機械学習B | 0.76% |
多くのストラテジーが日本の株式市場全体と連動してプラスのパフォーマンスを示しました。特に、【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資は、3719(株)ジェクシードの強いブレイクアウト上昇により5%上昇しました。【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズムは 4998 フマキラー(株)と 4574 大幸薬品(株)の緩やかな回復で 1.6% 上昇しました。【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-高騰分析売買- は8160(株)木曽路の強さ継続で1.4%上昇しました。