市況概要
世界の株式市場は2022年上半期を弱い動きで終え、米国株は1970年以来最悪の年明けとなりました。S&P500とダウ30はそれぞれ2%と1%下落し、ナスダック100は4%の下落でさらに悪い結果となりました。セクター別では、半導体チップの需要減退と在庫過剰への懸念から9%下落した半導体が注目されましたが、一方で、債券利回りの低下から反転して4%上昇した公益事業を筆頭に、ディフェンシブセクターはプラスで終えました。
日本では、日経平均株価は2%下落し、26,000円を割り込んで引けました。アジアでは、ハンセンは連休中に0.6%上昇しました。一方、欧州の株式は米国とほぼ同様に下落し、STOXX600は-1.4%の下落で取引を終えました。
為替相場は、ユーロ、ポンド、豪ドルともに1%以上のドル安となり、四半期末の資金流入を背景にドル高が進行しました。一方、円は債券利回りの低下に支えられ、米ドル/円は2週連続でほぼ横ばいとなりました。商品市況は、銅と銀がともに5%程度下落し、原油は横ばいとなり、工業用金属の下落が止まりません。
一方、破綻した暗号ヘッジファンド3ACといくつかの暗号金融機関を取り巻くネガティブなヘッドラインは、暗号通貨市場に圧力をかけ続け、BTCは2万ドルを割り込み、ETHは1000ドル前後で推移しています。
アルゴリズムランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
高成長組み合わせ-機械学習B | 7.65% |
卸売小売-機械学習E | 7.30% |
日経平均ブル・ベアETF | 2.64% |
REIT-機械学習F+T | 1.50% |
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム | 1.50% |
15機械堅実-グランビル法則+RCI/RSI | 0.94% |
ダイワ上場投信-日経225 | 0.22% |
日本の株式市場全体がネガティブな週となったにもかかわらず、いくつかのアルゴリズムはプラスのパフォーマンスを維持することができました。高成長組み合わせ-機械学習Bは、3681(株)ブイキューブの大幅高により7%以上上昇しました。卸売小売機械学習Eも3182オイシックス・ラ・大地(株)と7610テイツーで買いシグナルが成功し、7%以上上昇しました。日経平均ブル・ベアETFは、1570(NEXT FUNDS)の利食いにより2%上昇しました。