市況概要

先週の世界の株式市場は、7週間の連敗を見事に止めた米国株に牽引され、全般的に上昇しました。インフレがピークに達したという新たな楽観的な見方から、S&P500、ダウ30、ナスダック100はいずれも6%以上急伸しました。セクター別では、エネルギー、テクノロジー、金融が8%の上昇となり、トップパフォーマンスとなりました。

日本では、日経平均は27,000円台の強い抵抗の中、ほぼ横ばいで取引を終えましたが、今週は金曜日の日経平均先物の米国終値に基づき、2%高く始まると予想されています。アジアでは、北京のゼロコロナ政策による景気減速懸念が残る中、ハンセンも同様にほぼ横ばいで推移しています。一方、欧州株は米国株と同様に上昇し、STOXX600は前週比3%増となりました。

為替市場では、インフレがピークに達した可能性を示唆するPCEレポートの発表を受けて、米ドルが急落しました。商品通貨は、リスクオン環境下で小幅な上昇を見せ、NZD/USDは2%上昇し、EUR/USDも1.5%上昇しました。商品先物では、原油が4%以上急騰し、ロシア・ウクライナ戦争が始まって以来、ほぼ最高値で取引されています。金は0.5%上昇しました。一方、暗号通貨は、BTCが3万ドル以下で堅調に推移しましたがETHが1,800ドルをさらに下回って暴落したため、広範なリスクオンのラリーに参加することができませんでした。

アルゴリズムランキング

アルゴリズムWeekly Return
卸売小売-機械学習E26.80%
ジャスダック好調-機械学習B7.32%
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー7.04%
鉄鋼金属機械-機械学習E+T5.53%
【原油・金】商品先物ETF4.22%
27小売成長-MACD3.73%
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム2.98%
[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレード2.52%
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム2.41%
機械学習逆張り II1.87%

日本の株式市場全体が低迷した週であったにもかかわらず、いくつかのアルゴリズムが素晴らしいパフォーマンスを示しました。卸売小売-機械学習Eは、7462 (株)CAPITAと3135 (株)マーケットの大幅高により27%近く急騰しました。ジャスダック好調-機械学習Bは、ジャスダック銘柄が緩やかに上昇し、7%以上上昇しました。コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー 4568 第一三共(株)の買いシグナルが成功し7%上昇です。