市況概要
2021年最終週の世界の株式市場は幅広く上昇し、米国の主要指数は薄い持ち合い取引で史上最高値を更新して終わりました。ダウ30種が1%以上の上昇でリードし、S&P500種が0.8%、ナスダック100種が0.3%上昇しました。一方、小型株のラッセル2000は14%の上昇にとどまり、横ばい圏にとどまっています。
日本では、日経平均は横ばいのパフォーマンスで終わり、年間では5%程度の上昇となりました。経済成長の不透明感や中国の不動産セクターの混乱が続く中、アジア株は全般的に他国をアンダーパフォームしています。中国株は、昨年ハンセン指数が15%下落するなど、年間を通じて圧力にさらされています。 一方、欧州の株式は比較的堅調に推移し、STOXX600 指数ベースで 20%超の上昇で年を越すことができました。
通貨面では、先週のリスクオン環境下で米ドルが引き戻されましたが、大きな目で見れば、米ドルは2021年を通じて堅調な中期上昇トレンドにあります。特に対ユーロと対円では、米ドルはそれぞれ8%以上、10%以上強含みました。一方、豪ドルやカナダドルなどの商品通貨は、商品とリスク資産全般の継続的な強さのおかげで、非常に良い成績を収めました。
商品先物では、原油が注目され、年間60%超という驚異的な上昇を見せました。これは、世界的な需要状況が改善する一方で、供給が依然として制約されているためです。一方、金は、投資家がインフレヘッジとしてビットコインや他のデジタル資産を好んだため、今年はマイナスになりました。暗号資産では、BTCとETHがそれぞれ80%と400%の上昇で素晴らしい1年となりました。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム | 9.78% |
[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレード | 6.10% |
5G特選銘柄 | 5.82% |
トレンドフォローVI | 4.54% |
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買 | 4.41% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 4.29% |
ジャスダック好調-機械学習B | 4.14% |
高成長β-機械学習E+T | 3.75% |
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー | 3.71% |
今週は分析はお休みいたします。