市況概要

先週の世界の株式市場は、FOMCでタカ派的な発表がなされる中、ジェットコースターのような週となった米国株を筆頭に、幅広く下落しました。米国の主要株価指数は序盤の上昇分を帳消しにし、S&P500とダウ30がともに約2%下落、ナスダック100は3%下落し、大幅安で取引を終えました。セクター別では、テクノロジーなどの成長セクターが-4%の急落で目立ったものの、ヘルスケア(+2.5%)などのディフェンシブセクターはむしろプラスとなりました。
日本では、岸田首相が自社株買い規制の可能性を示唆したことで、日経平均は29,000円を超える上昇を維持できず、ほぼ横ばいで週明けを迎えました。アジアでは、中国株が引き続き不動産セクターの混乱に悩まされ、ハンセンはさらに3%下落し、年初来安値を更新しました。一方、欧州の株価は比較的安定しており、STOXX600は-0.3%の下落にとどまりました。
為替市場では、FRBが金融刺激策のテーパリングを加速させることを決定したことを受けて、米ドルが反発しました。ユーロ、豪ドル、NZDはいずれも0.7%前後の安値となり、カナダドルは1.3%減と再び原油安に引きずられる形となりました。
商品分野では、原油はオミクロンの需要懸念から-1%以上下落しましたが、一方で金は米ドル高にもかかわらず1%上昇し、1オンスあたり1800ドルを奪回しました。一方、暗号通貨は引き続き売り圧力にさらされており、BTCは50,000ドル以下に留まり、ETHは重要なテクニカルサポートである4,000ドルを下回って暴落しています。

週刊アルゴリズム・ランキング

formance Ranking

アルゴリズムWeekly Return
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム11.38%
トレンドフォローXIII mini10.40%
トレンドフォローVI8.29%
機械学習逆張り I <時価総額上位銘柄投資>6.41%
卸売小売-機械学習E4.50%
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー2.73%
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク②2.55%
機械学習逆張り II1.55%
日本株ショート戦略アルゴリズム(βヘッジ用)1.06%
REIT-機械学習F+T1.00%


先週の日本株式市場の乱高下で、いくつかのアルゴリズムが堅調な利益を上げました。4768(株)大塚商会は強い反発を見せ、【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズムは11%以上上昇しました。次に、トレンドフォローXIII miniは、6971京セラ(株)のブレイクアウト・ラリーにより、10%上昇しました。トレンドフォローVIは、モメンタム株のポートフォリオが再び好調となり、8%上昇しました。