市況概要

世界の株式市場は、「オミクロン株」による経済への悪影響を懸念して、2週連続で低迷しました。ナスダック100が-2%、小型株指数のラッセル2000が-3.6%下落したのを筆頭に、S&P500とダウ30は1%前後の下落となり、米国の主要指数はすべて下落しました。セクター別では、循環系セクターが最も悪く、特に金融は債券利回りの低下により約2%の下落となりました。

日本では、日経平均株価が2%以上下落しましたが、28,000円のサポートレベルを守ることができました。アジアでは、ハンセン指数が1.3%下落し、年初来の安値を更新しました。一方、欧州の株式は比較的堅調で、STOXX 600指数は0.3%の下落にとどまりました。

為替市場では、非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことを受けて、米ドルはまちまちの動きとなりました。 また、リスクオフの流れの中で、豪ドルとニュージーランドドルが1%以上下落するなど、コモディティ通貨は引き続き低迷しました。一方、円は安全志向の流れを受けて全面的に上昇し、ドル円は0.5%上昇しました。

商品では、OPEC+がオミクロン株をめぐる不確実性にもかかわらず原油の増産を継続することを決定したため、原油はさらに-2%下落し、6週連続で下落しました。一方、暗号分野では、BTCとETHが週末に重要な50000ドルと4000ドルを下回って暴落したため、突然のパニック売りと流動化の波に見舞われました。

週刊アルゴリズム・ランキング

アルゴリズムWeekly Return
【日米株・金・原油】 資産分散ETF・安定型5.58%
5G特選銘柄5.57%
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買4.62%
トレンドフォローVI4.06%
機械学習逆張り II3.73%
15機械堅実-グランビル法則+RCI/RSI2.80%
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク②1.99%

日本市場の低迷が続く中、いくつかのアルゴリズムが好成績を収めました。まず、【日米株・金・原油】 資産分散ETF・安定型は、原油ベアETN(2039)の買いシグナルが成功し、5.6%の上昇となりました。また、【5G特選銘柄】は、5Gセクターの強さが再認識され、5.6%の上昇となりました。次に、【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買は、2477 手間いらず(株)の強い反発により4.6%上昇しました。