市況概要

先週の世界の株式市場は、アジア市場の強さが米国株の利益確定の売りに相殺され、まちまちの展開となりました。S&P500とダウ30はともに5日連続で赤字となり、それぞれ-1.7%、-2.1%の下落で終了しました。 一方、ナスダック100は一時的に史上最高値を更新したものの、その後は-1.3%の下落となりました。主要セクターはすべてマイナスで、1%以上の下落となり、中でもREITは4%近い最悪の下落となりました。

日本の株式市場は先週、主役となりました。日経平均株価は4%の上昇を続け、2月以来初めて30,000円を超えました。アジアでは、バイデン米大統領と習近平国家主席の電話会談を受けて米中関係の改善が見込まれ、上海総合指数が3%以上上昇しました。一方、欧州では、STOXX600指数が1%下落し、米国に追随しました。

為替市場では、リスクオフの環境下で米ドルが反発し、商品通貨は前週の強い上昇を取り戻し、AUDとCADはともに1%以上の下落となりました。商品先物では、米ドル高の影響を受けて、金と原油がともに2%前後下落しました。一方、暗号通貨は、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨になったというポジティブなヘッドラインにもかかわらず、暴落しました。 BTCは再び50,000ドルを超えることができず、最後は45,000ドル前後で取引されました。

週刊アルゴリズム・ランキング

アルゴリズムWeekly Return
中成長α-機械学習E+T34.50%
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー28.22%
鉄鋼金属機械-機械学習E+T16.07%
IFRS-機械学習C改14.62%
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買12.33%
サービス業-機械学習E11.57%
高成長β-機械学習E+T11.05%
トレンドフォローVI10.30%
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム9.90%
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買-8.79%

日本の株式市場が引き続き上昇する中、様々なアルゴリズムが2桁%の利益を上げました。特に、中成長α-機械学習E+Tは、成長株ポートフォリオの強い反発により30%以上の上昇を示し、次に、コロナ耐性銘柄×トレンドフォローは、滞在型関連株の継続的な強さにより28%上昇しました。鉄鋼金属機械-機械学習E+Tは、工業用金属株の強いモメンタムにより16%上昇しました。