市況概要

先週の世界の株式市場はおおむね堅調に推移し、米国の主要株価指数は再び史上最高値を更新しました。ダウ30とS&P500は約1%上昇し、ナスダック100は0.2%の上昇となりました。セクター別では、金融が1.9%、工業が1.4%それぞれ上昇するなど、景気循環セクターが引き続き好調でした。

日本では、世界的なリスクオンムードの継続により、日経平均株価は0.6%上昇し、2週連続で上昇しました。一方、先週の欧州株は、STOXX600指数が1.2%の上昇で終了し、連勝記録を10日に伸ばしたことで注目を集めました。

為替市場では、消費者物価指数(CPI)が低調だったことに加え、消費者心理指数が予想を大幅に下回ったことから、米ドルが下落しました。主要通貨はすべて対米ドルで上昇し、中でも日本円は国債利回りが低下する中、0.6%の上昇を見せました。商品先物では、原油はほぼ横ばいでしたが、金は米ドル安を受けて1%以上の上昇となりました。一方、暗号通貨の分野では、JPモルガンのレポートによると、機関投資家の需要が高まっていることから、見事な回復ラリーが続き、BTCは47000ドルを超えて取引されました。

週刊アルゴリズム・ランキング

アルゴリズムWeekly Return
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー29.01%
鉄鋼金属機械-機械学習E+T21.95%
高成長β-機械学習E+T15.06%
機械学習逆張り II10.82%
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム7.84%
IFRS-機械学習C改6.94%
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク②4.93%
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買-4.59%
33サービス成長-MACD3.47%
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム3.35%

日本の株式市場が回復基調にある中、いくつかのアルゴリズムが素晴らしいパフォーマンスを示しました。特に、コロナ耐性銘柄×トレンドフォローは、滞在型の株式が引き続き好調であったため、29%の上昇となりました。次に、鉄鋼金属機械-機械学習E+Tは、産業用金属株のポートフォリオが堅調に推移したことにより、約22%上昇しました。高成長β-機械学習E+Tは、4970東洋合成工業(株)の買いシグナルが成功し、15%上昇しました。