市況概要

7月最終週の世界の株式市場は、好調な業績報告が続いたにもかかわらず、米国の指数が史上最高値からわずかに後退したため、おおむねマイナスで終了しました。 S&P500とダウ30は-0.3%の下落、ナスダック100はハイテク株の利益確定売りにより-1%の下落となり、アンダーパフォームとなりました。一方、景気循環セクターは、金融(0.7%増)とエネルギー(1.7%増)がともにプラスの週となり、トレンドに逆行しました。

日本では、コロナの第5波が強まり、円高が進行する中、日経平均は前週の上昇分をすべて帳消しにし、1%減で終了しました。 その他の地域では、中国株はテクノロジー株の規制強化が懸念され、2021年の最安値を記録し、ハンセン指数は前年同期比で-5%のマイナスとなりました。一方、欧州株は比較的堅調で、STOXX 600はほぼ横ばいとなりました。

為替市場では、GDPが予想を大幅に下回ったことを受けて、米ドルがすべての主要通貨に対して下落しました。最大は英ポンドで1%の上昇、ユーロと日本円は0.8%の上昇となりました。商品先物の分野では、原油が2%の上昇で回復を続け、金は0.7%の上昇となりました。一方、暗号分野では、ビットコインが10日連続で上昇し、40000ドルを大幅に上回るなど、注目を集めました。

週刊アルゴリズム・ランキング

アルゴリズムWeekly Return
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム12.51%
[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレード5.10%
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買-4.46%
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム4.01%
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版)3.19%
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク②2.25%
5G特選銘柄1.31%
ETF金属資源-機械学習A1.24%

日本の株式市場は今週も激動の一週間でしたが、いくつかのアルゴリズムがプラスのパフォーマンスを発揮しました。まず、35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズムは、7725(株)インターアクションの強い反発により、12%の上昇となりました。次に、[50万円〜]NASDAQ100 ETF インデックススイングトレードは、NASDAQ100 ETFの買いシグナルが成功したことで、5%上昇しました。また、【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買-は、飲食店株ポートフォリオの好調により5%近く上昇しました。