市況概要
世界の株式市場は、週初めの上昇を維持することができず、躓きました。米国の主要株価指数はいずれも小幅に反落し、S&P500とNasdaq100はともに約1%の下落となりました。特に、小型株指数である「ラッセル2000」は5%もの大幅な下落となり、年初来の安値に近づいています。セクター別では、エネルギーが7%以上下落したほか、主要銀行の決算発表が予想を上回ったにもかかわらず、金融が1.5%以上下落するなど、循環系セクターが不調でした。
日本では、日経平均株価は週初に上昇したものの、0.2%の上昇にとどまり、金曜日のNY市場での先物価格27,725円を基準にすると、1%の下落となります。一方、欧州株は米国株とほぼ同調し、STOXX600指数は0.6%の下落となりました。
為替市場では、米ドルは最近の強さを維持しており、特に対商品通貨では、豪ドルとカナダドルが1%以上下落しました。英ポンドは、コロナウイルスのデルタ株を原因とする症例が再び増加したことから、1%近く下落しました。商品分野では、OPEC+が原油増産の問題を解決したことで、原油が2%以上下落し、金はほぼ横ばいでした。一方、暗号分野でも同じような状況で、BTCとETHは直近の安値付近で揺れ動いています。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
高成長β-機械学習E+T | 30.97% |
中成長α-機械学習E+T | 13.01% |
04食料品時価-機械学習A | 10.04% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 7.25% |
【コロナショックで値上がりした銘柄への投資】出来高/チャート分析による売買アルゴリズム | 7.15% |
機械学習逆張り I <時価総額上位銘柄投資> | 6.19% |
[2020/6版] 20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム | 3.86% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 3.53% |
【TOPIX100】AIトレード:学習済みニューラルネットワーク② | 1.91% |
【20万円で始める】低位株・出来高分析売買投資 | 1.70% |
いくつかのアルゴリズムが週明けの日本の株式市場のギャップアップを利用し、印象的なパフォーマンスを示しました。 高成長β-機械学習E+Tは、1407 (株)ウエストホールディングスや6564 (株)ミダックなどの成長株の買いシグナルが成功し、30%の上昇となりました。次に、中成長α-機械学習E+Tは、成長株ポートフォリオの強い反発を受けて、13%の増加となりました。04食料品時価-機械学習Aは、2930 (株)北の達人コーポレーションが大暴騰したことで10%上昇しました。