市況概要
先週の世界の株式市場は、バイデン大統領のインフラに関する合意が近日中に締結される見通しとなったことで、米国株を中心に大きく反発しました。S&P500(+2.8%)とナスダック100(+2%)が史上最高値を更新し、ダウ30と小型株指数のラッセル2000は、史上最高値を下回ってはいるものの、それぞれ3.5%、4.5%上昇しました。インフラ計画によるGDP成長率の向上が見込まれることから、金融やエネルギーなどの循環系セクターが5%程度上昇しました。
日本では、日経平均株価が月曜日のマイナス3%の下落から完全に回復し、0.4%の小幅なプラスで終了しました。一方、欧州の株式市場では、STOXX600指数が前週の下げを挽回して1.2%上昇し、史上最高値を更新しました。
為替市場では、リスクオンの環境下で米ドルが大幅に下落し、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルが1~2%の範囲で上昇するなど、商品通貨が際立って好調に推移しました。唯一の例外は円で、米国債の利回りが上昇する中、0.5%の円安となりました。商品分野では、金が1%の小幅な反発を見せた一方で、原油は、原油価格の回復を受けて生産量を増やすと予想される来週のOPEC+総会を前に、1バレル74ドル前後の数年来の最高値に急騰しました。一方、暗号通貨は、BTCが重要な30000ドルのサポートを引き続き守っているのに対し、ETHはすでに重要な2000ドルのレベルを決定的に下回っており、依然として激しい売り圧力にさらされています。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
トレンドフォローVII | 27.70% |
5G特選銘柄 | 16.00% |
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買 | 12.38% |
トレンドフォローVI | 8.64% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 8.10% |
中成長α-機械学習E+T | 6.17% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 6.10% |
日経225レバレッジETF(VIXヘッジ付) | 5.86% |
IFRS-機械学習C改 | 5.52% |
【飲食店業界逆張り】残存者利益を狙う-出来高分析売買- | 5.36% |
先週の日本の株式市場は荒れたが、いくつかの戦略が印象的なパフォーマンスを見せました。トレンドフォローVIIは、6532(株)ベイカレント・コンサルティングなどのモメンタム銘柄が引き続き好調であったため、27%以上の上昇となりました。次に、5G特選銘柄は、5G関連銘柄のポートフォリオが堅調に推移し、16%の上昇となりました。また、【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買も、6200(株)インソースや3923(株)ラクスのリカバリー・ラリーにより、2桁のリターンとなりました。