市況概要

先週初め、世界の株式市場は、FRBが近い将来、QEプログラムの縮小を検討するとの懸念から下落しました。米国では、S&P500とダウ30が2週連続で下落しましたが、終盤に回復し、それぞれ-0.4%と-0.6%の下落にとどまりました。一方、ナスダック100は、ハイテク・セクターの再上昇により、0.2%の小幅な上昇となりました。一方、エネルギー(2.5%減)と工業(1.6%減)をはじめとする循環系セクターのパフォーマンスは低下しました。

日本では、日経平均が0.8%の上昇と小幅に反発し、小型株のマザーズ指数はコロナウイルスワクチンの国内での配布が順調に進んでいるとの期待から4%の上昇となりました。一方、欧州株は比較的堅調で、STOXX600は0.4%上昇し、史上最高値付近で推移しています。

為替市場では、ユーロとポンドが0.3%上昇した一方で、豪ドルとNZドルなどの商品通貨がそれぞれ-0.6%、-1%と弱まったため、米ドルはまちまちの動きとなりました。商品市況では、金が2%上昇して回復基調を維持した一方で、原油は2%下落し、1バレルあたり60~70ドルの間のレンジで推移しました。一方、暗号通貨は軒並み暴落し、レバレッジをかけた取引口座による清算が報じられる中、ビットコインは40,000ドル、イーサリアムは3,000ドルを下回りました。

週刊アルゴリズム・ランキング

アルゴリズムWeekly Return
サービス業-機械学習E22.82%
卸売小売-機械学習E21.10%
3年株価上昇率好調-機械学習B19.77%
中成長α-機械学習E+T16.71%
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム14.27%
[公認] eコマース 20年9月13.67%
[公認] 巣ごもり銘柄 20年12月9.67%
【投資金額50万円からの】売り上げ堅調銘柄・出来高分析売買8.69%
33サービス成長-MACD7.74%
01農林水産特定-機械学習A6.08%

先週の日本の株式市場の反発の中で、いくつかのアルゴリズムが2桁%の上昇を記録しました。まず、サービス業-機械学習Eは、6544 ジャパンエレベーターサービスホールディングス(株)などのサービス関連株の回復により、22%の上昇となりました。次に、卸売小売-機械学習Eは、3020アプライド(株)などの小型小売株の反発で21%上昇しました。 3年株価上昇率好調-機械学習Bも3697(株)SHIFTや6095メドピア(株)の買いシグナルが成功し、20%近く上昇しました。