市況概要
第2四半期の世界の株式市場は、S&P500が節目の4000ドルを突破するなど、力強い上昇で幕を開けました。債券利回りの安定により、ナスダック100が3%近く上昇するなど、テクノロジーおよび成長株がアウトパフォームしました。セクター別では、半導体が5%近く上昇してトップパフォーマンスを示しましたが、ヘルスケアや消費財などのディフェンシブセクターはややマイナスでした。
日本では、日経平均株価がV字回復を続け、さらに2%以上上昇して30,000円の大台に迫りました。 同様に、STOXX600指数に基づく欧州株も2%以上の上昇を記録しました。
為替市場では、非農業部門雇用者数が予想を上回る結果となったため、米ドルが小幅に上昇しました。特に、米ドル/円は1%強の上昇となり、111円に近づいています。商品市況では、OPEC+が減産を維持するとの見方から、原油は1バレル60ドル台でサポートされ、金は1700ドルを超えて引き続き堅調に推移しました。一方、ビットコインは依然として6万ドルの抵抗を突破できず、イースター休暇中の週末に56000ドルに向けて引き戻されています。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
[公認]半導体関連 20年9月 | 26.34% |
[公認] 巣ごもり銘柄 20年12月 | 18.21% |
中成長α-機械学習E+T | 16.96% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 16.79% |
35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズム | 16.77% |
トレンドフォロー×分散投資Ⅱ | 14.94% |
ジャスダック好調-機械学習B | 13.43% |
卸売小売-機械学習E | 12.80% |
3年株価上昇率好調-機械学習B | 11.04% |
20日 ボリンジャーバンド(±1σ) を利用したアルゴリズム(2019/12 選定版) | 10.77% |
多くのアルゴリズムが、テクノロジー・セクターを中心とした広範な市場の上昇により、堅実な利益を享受しました。まず、[公認]半導体関連20年9月は、半導体セクターで複数の買いシグナルが成功したことにより、26%の素晴らしいリターンを記録し、ブレイクアウトのパフォーマンスを継続しました。次に、[公認]半導体関連銘柄20年12月は、引き続き住宅関連銘柄が好調で、18%の上昇となりました。 中成長α-機械学習E+T、20日ボリンジャーバンド1σ を用いたアルゴリズム、35日ボリンジャーバンドを用いたアルゴリズムのポートフォリオは、いずれもモメンタム株の強いリバウンドで17%近くの上昇となりました。