市況概要
先週の世界の株式市場は、米国で1.9兆ドル規模の景気刺激策が可決されたことを受けて、リスクが後退したとされ、幅広く上昇しました。S&P 500種構成銘柄は2.7%、ダウ30種構成銘柄は4.1%の上昇となり、循環型セクターのブレークアウトが続く中、史上最高値を更新しました。ナスダック 100 もハイテクセクターの回復により 2.2%上昇しましたが、債券利回りの上昇が懸念され、引き続きアンダーパフォームとなりました。
日本では、日本郵政とテンセントが楽天の株式を取得すると発表したことで、日経平均は3%上昇し、金曜日の終値は堅調に推移しました。欧州では、STOXX600指数が3%以上の上昇となりました。
通貨分野では、リスクオンの環境下で米ドルが小幅に引き戻されました。雇用統計が予想を上回ったことで、カナダドルが対米ドルで3年ぶりの高値を記録するなど、コモディティ通貨はアウトパフォームしました。商品では、金が1%以上反発した一方、原油はほぼ横ばいとなりました。一方、ビットコインは週末に60,000ドルを超える史上最高値を記録しました。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
[公認]クオンツ集合知プロ ハイリターン型 | 38.46% |
[公認] eコマース 20年9月 | 36.31% |
高成長β-機械学習E+T | 28.83% |
トレンドフォロー×分散投資 | 22.87% |
[公認] 巣ごもり銘柄 20年12月 | 22.59% |
サービス業-機械学習E | 19.97% |
20日 ボリンジャーバンド 1σ を用いたアルゴリズム | 16.20% |
[公認]ETFブルベア両対応 2020年11月版 | 15.54% |
トレンドフォロー×分散投資Ⅱ | 15.18% |
[公認] 巣ごもり 20年9月 | 14.63% |
テクノロジー銘柄や成長株の回復を受けて、多くのアルゴリズムが堅調に推移しました。まず、[公認]クオンツ集合知プロハイリターン型は、3328 BEENOS(株)の買いシグナルが成功したことで38%の反発となりました。 次に、[公認]eコマース20年9月は、Eコマースセクターの継続的な強さから36%上昇しました。 高成長β-機械学習E+Tも、成長株の強い反発を受けて29%の上昇となりました。