市況概要
先週の世界の株式市場は、米国の主要株価指数がインフレ懸念の影響を受けて下落したため、混戦模様となりました。S&P500は0.7%下落し、ナスダック100はテクノロジー株の売り圧力を受けて1.6%下落し、アンダーパフォームとなりました。一方で、債券利回りが上昇する中で3%近く上昇した金融セクターを筆頭に、サイクルセクターは全般的にプラスとなりました。
日本では、日経平均株価が節目の3万円を突破して注目を集め、週明けに利益確定売りに見舞われたものの、1.5%以上の上昇となりました。一方、欧州株はほぼ横ばいで、STOXX 600は0.2%の上昇となりました。
為替では、米ドルが引き続き弱含みで推移し、特にAUDやNZDなどの主要なコモディティ通貨とで相対的な下落が続いています。また、英ポンドが2018年以来初めて対米ドルで1.40ポンドを超えて跳ね上がったことも注目に値します。商品先物では、原油は0.6%の小幅な下落でラリーに一息ついた一方で、金は2%急落して11月以来の安値を記録しました。一方、ビットコインは5万ドルを超えて急騰し、強い上昇の勢いを取り戻しました。
週刊アルゴリズム・ランキング
アルゴリズム | Weekly Return |
コロナ耐性銘柄×トレンドフォロー | 15.88% |
[公認]ETFブルベア両対応 2020年11月版 | 12.23% |
[公認] 巣ごもり銘柄 20年12月 | 9.81% |
[公認] 巣ごもり 20年9月 | 9.37% |
トレンドフォローIV | 6.87% |
[公認] 金関連銘柄 20年9月 | 6.17% |
[公認]人工知能関連 20年9月 | 5.43% |
3年株価上昇率好調-機械学習B | 4.10% |
日経225レバレッジETF(VIXヘッジ付) | 3.85% |
[公認]ゲーム関連 20年11月 | 2.81% |
日経平均が3万円を超えてブレイクアウトした間、いくつかのアルゴリズムが印象的なパフォーマンスを見せました。まず、コロナ耐性銘柄×トレンドフォローは、モメンタム株ポートフォリオの強い上昇で16%近く上昇しました。次に、[公認]ETFブルベア両対応2020年11月版は、1570日経平均レバレッジブルETFの買いシグナルで利益を出し、12%の上昇となりました。 [公認]巣ごもり銘柄 20年12月版は、リモートワーク関連銘柄が引き続き堅調に推移したことで10%近く上昇しました。