先週の日経平均は21,567.66円オープン21,602.69円クローズで0.16%の上昇、前週からは0.83%の上昇となりました。日経平均先物は21,410円オープン、21,620円クローズで0.98%上昇、前週からは1.03%の上昇となりました。
先物も指数も21,650円が当面のレジスタンスになっています。
パウエルFRB議長の議会証言、米中協議の進展などで米国株は小幅な上昇となりましたが(ダウは0.02%下落、SP500は0.39%上昇、ナスダックは0.9%上昇)、日経平均はドル円の上昇もありじり高の展開になりました。
各国の経済指標が悪かったなかで、米国のGDPの予想を上回る数字や中国のPMIのやや反発など明るい兆しが見えはじめました。
特にマイナス材料ばかりだった中国株は底を打って上昇が続いており、上海総合指数は6.77%上昇と3000ポイントに迫っています。
今週は中国で全人代もおこなわれますが、中国株の動きは今回の反発相場をリードしていましたら、その動きは注目されます。
また人民元の強さもリスク選好の動きのリード役になっていることから人民元、中国株動きに注目したいと思います。
112円をしっかり上抜けできれば、レジスタンスになっている21,700円付近を上抜けして22,000円を試しに行く可能性は高いと思います。
3月1日の空売り比率は価格規制ありが35.2%とほぼ変わらず、規制無しが5.5%と最近では低いレベルに低下しました。
騰落レシオは6日が100.41%、25日は110.13%となっており、低いレベルではありませんが過熱感があるレベルではありません。
移動平均からの乖離率は5日が0.46%、25日が2.6%、75日が2.24%、200日が-2.04%となっています。
揉み合い相場が続く中で乖離率の大きな変化はありませんが、相場の上昇に伴いそれぞれ上方乖離となりました。移動平均の中では5日と25日は上昇トレンドですが、それ以外は下降トレンドが続いています。
5日移動平均線がサポートされて上昇していますから短期の上昇トレンドは継続中を見ています。このトレンドが継続すれば25日と75日のゴールデン・クロスが今週起こります。
25日移動平均線からの1シグマの乖離は21411.95円、2シグマは21769.14円、3シグマは22126.32円となっています。現状では1シグマの21411.95円付近がサポート、2シグマの21769.14円がレジスタンスになっています。
一目均衡表の転換線の21452.67円もサポートとして機能しています。
転換線と25日移動平均線からの1シグマの乖離の214000円付近が短期的なサポートとして機能しています。
一目均衡表の基準線は20967.93円、先行スパン1は20463.77円、先行スパン2は20865.25円となっています。
先週のアルゴリズムでは再びバイオテクノロジー関連のアルゴリズムが好調でした。累積損益は前週の43.97%から48.01%に増加し4.04%の増加、伸び率は2.80%となりました。また対日経平均でのパフォーマンスは3.39倍となりました。
※伸び率は先々週のパフォーマンスを1とした時、先週はどれだけ増加したかを割合で示しています。
日経平均 | バイオテクノロジー関連 |
||
累積損益率
※日経平均は終値 |
2019/2/22 | 21425.51円 | 43.97% |
2019/3/1 | 21602.69円 | 48.01% | |
伸び率 |
0.83% |
2.80% |
|
対日経平均パフォーマンス(倍) | 1.00 | 3.39 |
(2019/03/04)

※日経平均株価は日本経済新聞社の著作物です。移動平均・移動平均乖離率・25日移動平均線からの±1,2,3σなどは日経平均を元に算出しています。